法律まめ知識

神奈川県の大船という街にある大船法律事務所の弁護士高岡輝征が紹介する「法律まめ知識」。 ひまわりは弁護士の象徴で弁護士バッチのモチーフもひまわりです。

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免許証の偽造~司法試験の過去問から

平成15年の司法試験に,「運転免許証の名前の部分に別の名前を書いた紙を貼り付けた」行為について,公文書偽造罪が成立するかという論点が出題されています。

一見して,紙を貼り付けただけなら,偽造には当たらないという印象だったのですが,実は深くて,偽造に当たるとする見解が有力とのこと。

偽造に当たらないという論理は,偽造の程度は一般人が誤認するような程度まで必要で,紙を貼っただけでは,一見して偽造とわかる,すなわち,一般人が誤認しないので,偽造には当たらないと考えます。

一方,偽造に当たるという論理は,偽造は,行使の態様等も考えて実質的に判断するべきだとし,例えば,コピーすれば完全に偽造物となることなどを考えると,紙を貼っただけでも,偽造には当たるのだと考えます。

実務的には偽造否定のほうが強いと思うのは私だけでしょうか。

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