法律まめ知識

神奈川県の大船という街にある大船法律事務所の弁護士高岡輝征が紹介する「法律まめ知識」。 ひまわりは弁護士の象徴で弁護士バッチのモチーフもひまわりです。

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三和ファイナンスに対する最新対処法

現在,三和ファイナンスは,依頼者の過払金全額を任意には支払いません。過払い金請求訴訟を提訴して勝訴判決を得てその判決が確定しても任意には支払いません。数ある預金口座に強制執行(差押え)しても,お金がほとんど入っておらず,回収できません。他の弁護士は,支店に乗り込んで動産執行をかけたりもしているのですが,功を奏していない様子です。

そんなこんなで私の事務所で引き受けている依頼者で,三和ファイナンスに過払い金請求が可能な案件は,数十件はあり,過払い金総額は最低でも500万円はあると思います。
これらについては,上記のとおり,三和ファイナンスの不誠実な対応のため,支払が得られない現状です。

にもかかわらず,三和ファイナンスは,任意整理事案で残債務が残る事案については,債務者である(任意整理の)依頼者に対し,強硬な姿勢で和解及び債務の支払を求めてきます。
私としては,癪に障るので,先日,今後,三和ファイナンスへは残債務が残っても原則として一切支払わないことに決めました。
その方針に基づき,支払を拒否したところ,三和ファイナンス側は,早々に貸金返還請求訴訟を提訴してきました。

これに対し,どういう訴訟対応をすべきか思案中です。今のところ

1 権利濫用ないし信義則違反を主張すること
  すなわち,過払い金債務は一切支払わず(私の事務所だけで累計最低500万円,全国の弁護士を合わせたら相当な額に及ぶはず。それを一切支払っていない),にもかかわらず,残債務が残る場合はきわめて微々たる金額なのに(前記貸金返還請求訴訟の請求額は約20万円です)一切支払わせるというのは,権利濫用ないし信義則違反と主張する。

2 債権譲渡及び相殺を主張すること
  過払い金債権者から残債務の債務者に対し,債権を譲渡し,その上で,相殺する。
  ただし,この方法類似の債権譲渡及び相殺を権利濫用ないし信義則違反として否定した下級審裁判例があったと思うので,やや難点があると思います。

3 債権者代位請求訴訟を提起すること
  過払い金債権者が三和ファイナンスを債権者代位して本訴被告である残債務の債務者に対し,債権者代位訴訟を提起する。
  ただし,これはまだ思いついたばかりで理論武装ができていない。

4 債権者申立ての三和ファイナンスの自己破産を待つこと
  少し前から,消費者問題を扱う全国の弁護士多数が,過払い金債権を根拠に債権者申立ての三和ファイナンスの自己破産を画策しているそうなので,自己破産を待って,債権届出をして現経営陣ではなく破産管財人の弁護士から,弁済を受ける。
  ただし,まだ実現は先になりそうに思われます。

そのほかに何かいい知恵がありましたら,直メール(info@ofuna-law.com)またはコメントを頂けると本当に助かります。

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